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はぐくみ企業年金の運用基本方針について

当ページでは、はぐくみ企業年金の加入事業所様および加入者様へ向けた、当基金の毎年度の資産運用結果についてお知らせいたします。
また、当基金の年金資産の流れについてもご説明しております。

はぐくみ企業年金の運用基本方針について

当基金の年金資産運用においては、皆様の大切な資産を将来にわたり確実にお支払いするため、安心・安全を第一義とした資産運用を行っております。
大きな収益を得ることは大変魅力のある運用ですが、一方で大きなリスクもつきまといます。

図1

上図のように、大きなリターン(収益)を獲得しに行くことは可能ですが、その分リスク値も大きくなり、情勢次第で大きなマイナスになることも有り得ます。
そのため当基金では、リスク値最小化の取り組みとして、一定の利回りが保証されている「一般勘定(※)」をメインに資産運用を行っております。

※)一般勘定とは、元本と一定の利率の保証(保証利率)がされており、運用に対するリスクは生命保険会社が負います。
また、運用の結果次第では配当が出ることがあります。

加入者様の大切な資産の着実な保全を抜かりなく行うことが基金の務めであり、皆様が安心して資産を託せる基金であるため、以下のとおり、様々な取り組みを推進しております。

金利上昇に伴う当基金の取り組み

 上述の一般勘定メインの資産運用も絶対的な安心があるわけではありません。
国政による様々な金融対策等の結果、金利が上昇している昨今、一般勘定の利回りだけでは不安が残ります。
 はぐくみ企業年金の掛金は、皆様から拠出いただいた金額に「予定利率」や「給付利率」などが付利される仕組みとなっております。

図2

 はぐくみ企業年金の上記2つの利率は、日本の10年国債と連動(※)しておりますが、まさに昨今、国債金利が上昇を続けております。
そのため、一般勘定の低い利回りだけでは給付を行うことに精一杯となり、有事に備えた蓄えができないといった状態となってしまいます。

※)2023年度時点では「0.0%(0.1%未満切り捨てのため)」ですが、2024年度以降は「0.1%以上」


はぐくみ企業年金では2023年度より、上記金利上昇の対策として、 国債の上昇に耐えうる新たな運用ポートフォリオを採用いたしました。

前年度までの運用ポートフォリオについて

 金利上昇に伴う対策後、前年度までの運用ポートフォリオは以下のとおりです。
なお、フコク生命における「短期資金口」の資産は、現金での預け入れをしております。
こちらの対策後の運用により、前々年度までのマイナス収益をカバーすることができております。

図3

第7事業年度(2024年度)以降の運用ポートフォリオについて

 現時点での次年度以降の運用ポートフォリオ(ニューマネー分)は以下のとおりです。
2024年4月以降については、すべての資産の運用を行うことにより、より安定的な収益を獲得できる見込みです。

図4

※なお、第6事業年度(2023年度)までのオールドマネー部分につきましては、数年をかけてすべて一般勘定へ移行する予定です。